あれこれあれこれ 1
日本でサーカスの興行が行われるようになったのは、江戸時代のことでした。
もちろん、それ以前にも、軽業、曲馬、曲独楽、足芸など、個々の見世物は盛んに行われていたのですが、サーカスのように、さまざまな曲芸を集めて大々的に興行したのは、江戸も幕末になってからのことです勉安政元年(一八五四)には、大阪の難波新地で、軽業、女綱渡り、曲独楽、曲手鞠、力持ち、の各一座が、合同興行を開催したとの記録が残っています。
文久2年(1862)には、早竹虎吉一廠が、浅草奥山で興行していますが、このときのレパートリーは、猿回しあり、乱杭渡りあり、びょうぶの上で鼓弓を弾く業ありと、バラエティに富んだプログラムになっています。
しかし驚くべきことは、それからたった2年後の元治元年(1864)に、西洋の本格的なサーカス団が、横浜に興行にやってきているということでしょう。
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