金属研究者の共有財産
ソルビーの顕微鏡はパーライトをはっきりとらえています。
パーライトがどうして形成されるのか、それこそ鋼の凝固のさいに発現する驚異の現象の一つであるが、その追求が今や口程にのぼってきました。
ソルビーはこの研究を翌1886年の鉄鋼協会総会で「鋼の顕微鏡組織研究にたいする高倍率顕微鏡の適用」と題して発表し、その年の『ジャーナル』に掲載することができました。
こうして翌年前述の1887年の論文とともにソルビーのロートアイアン研究全容が、全世界の金属研究者の共有財産となったのです。